一人暮らしでの引越では、家族での引越に比べてかなり荷物が少なくなります。
ですので、できる限り引越し費用は節約したいところです。
幸いなことに、一人暮らしの引越しには「専用の」プランがあります。
大手の引越し業者をはじめ、たくさんの引越し会社が一人暮らしに特化したプランを用意しています。
その中でも、最も費用が安いのが
- 日通の引越し
- クロネコヤマトの引越し
の2社が、一人暮らしの引越しにオススメの業者になります。
一人暮らし専用の引越しサービスをうまく利用すれば、相場よりもグッと安く引越しをする事ができるようになります。
一人暮らし専門の費腰サービスが安い理由
物流を専門とする2社ですが、日通の引越しとクロネコヤマトの引越しでは一人暮らし専用の引越しサービスである、「単身パック」を使うことができます。
単身パックとは、
- 荷物が少ない
- 一人暮らし
に特化した引越サービス。
引越しと言われると、トラックで引越し元から引越し先まで運ぶものを想像すると思います。
「単身パック」では、荷物を輸送する幹線ネットワークを使って引越し荷物を運びます。
日通さんやヤマトさんは物流会社なので、毎日のように日本中で荷物を運んでいます。
日本中に荷物をスムーズに届けるためのネットワークを使って、私たちの引越しに荷物を運ぶことができるんです。
この、単身パックでは、一定の条件を満たすことで一人暮らしの引越しを格段に安く済ませることができます。
単身パックで運べる荷物の量はどれくらい?
単身パックは日通さんやヤマトさんの配送ネットワークを使って引越し荷物を運ぶサービス。
ですので、引越し業者さんの引越しとは違って、大きな荷物をボンボンとトラックに詰め込むわけではありません。
普段、私たちが利用している「宅急便」のような荷物の中に、ボックスに詰め込んだ引越し荷物を入れ込む事になります。
ボックスと聞くと、小さな荷物を想像してしまうと思いますが、引越しパックに使えるボックスは、
1.04m×1.04m×1.70m=1.83m3
というサイズ。
一般的なシングルベッドを半分くらいのスペースで、高さが成人男性くらいの大きさをイメージしてもらうと、少しわかりやすいかもしれません。
このサイズのボックスに荷物を詰めると、目安としては
- 2ドアの冷蔵庫
- 小さめの全自動洗濯機
- 電子レンジ
- 衣装ケース3段
- 布団一式
- スーツケース1個
- ダンボール10個(350mmx430mmx310mm)
くらいの荷物は詰め込むことができるサイズです。
これを見ると、「あれ?ベッドやソファーは運べないの?」と思うかもしれませんが、たとえばヤマトさんでは、家財を別で運ぶ「らくらく家財宅急便」といって、家財だけを運ぶサービスがあります。
とはいえ、こういったサービスで大型家具を運ぶと、費用は高くなるのであまりオススメできません。
(ベッドやソファー単体で10,000-15,000円程度)
ですので、単身パックで引越しをするのであれば、ベッドやソファーなどの大型家具は引越しせずに、引越し先で用意したり、処分することをオススメします。
一人暮らしの引越しの費用の目安、相場はいくらぐらい?
日通の単身パック、クロネコヤマトの単身引越しサービスは、「おひとりさま」の引越しに専門特化したプラン。
引越し専門業者(サカイ、アート、アリ)と比べて、料金とサービスが明確です。
| 日通 | ヤマト | |
|---|---|---|
| 費用 | ¥15,000円から | ¥ 11,000円から |
この金額だけを見るとあまりにも安いので驚いてしまうかもしれません。
実際には、この費用から、
- 引越し先までの距離
- 荷物の量
- オプション
で料金が変わります。
とはいえ、単身パックや単身引越サービスが、引越し専門業者に比べて安いのは確かです。
日通さんの近距離専用のプラン、「単身パック当日便」なら引越しにかかる時間は4時間。
たった4時間で引越しが完了します。
また、
- 学生の入学
- 新就職
- 単身赴任
など、新生活を始めるための引越では引越し先で大型家電や家具を購入することになります。
ですので、引越しに持って行く荷物も少なくなるので、ボックスに積む荷物の量に関しても、ほぼ問題はないでしょう。
荷物が少ないのが分かっている、もしくは荷物を少なくできるのであれば、物が少ない分とても安くなる日通さんやヤマトさんがオススメです。
一人暮らしの近距離引越しと遠距離引越しでは費用が変わる?
単身引越プランを選ぶ場合は、荷物を少なくするのが最もお得に引越しをするためのポイント。
引越し先で揃えられる物は、できる限り引越し荷物から削ってしまいましょう。
お気に入りの作業デスクがあっても、できるだけ持って行かない。
引越し先でサイズと使い勝手がピッタリなものをネットで買いましょう。
慣れ親しんだベッドも、処分してしまうか、置いていきましょう。
ネットで探しても安いですし、評判のよい無印の足つきマットレスなら2-3万円で買うこともできます。
というのも、近距離の引越しではあまり差が出ませんが、長距離の引越しになると費用にかなりの差が出てきてしまうのが理由になります。
料金の目安は500kmの引越しで、費用は50,000円程度になります。
500kmは、だいたい「東京」-「大阪」までの距離です。
単身パックはとても安いのですが、載せられる荷物の量がかなり限られます。
ですので、引越し荷物をできる限りコンパクトにすることをオススメします。
単身パック、単身引越しサービスの準備
単身パックや単身引越サービスには、「ダンボール」が付いてきません。
ですので、自分で用意をする必要があります。
まず考えなければならいのが「ダンボール」。
スーパーやコンビニでごっそりもらってきて、費用を抑えることもできますが、楽なのはまとめて買ってしまうことです。
amazonなどで一人暮らしの引越しに使えるダンボールセットがあります。
→ ダンボールセット
シンプルなダンボールセットが使いやすいと思います。
このダンボールがシンプルで丈夫。オススメです。
このダンボールに加えて、
- 布テープ
- 緩衝材(プチプチ)
- 油性ペン
も、一緒に購入しておけばカンペキです。
また、布団袋がなければ、購入しておくことをオススメします。

この布団袋が、サイズがピッタリで値段もリーズナブルです。
→ 布団袋
正確な見積もりを取る
ここまでで、一人暮らしの引越しが安くできる理由や、特徴。
そして単身パックのメリットがなんとなく分かってきてもらえたと思います。
次のステップは、
実際に費用がどれくらいかかるかを正確に知る
必要があります。
単身パックも、ホームページに書いてある料金そのままで引越しができるわけではありません。
家電の取り付けや不要品など、
- あなたの引越し荷物
- あなたに必要なオプション
に合わせて、最終的な金額を見積もらなくてはなりません。
日通さんの単身パックや、ヤマトさんの単身引越しサービスに見積もりを取るのはもちろん、引越し専門業者にも同時に問い合わせることをオススメします。
というのも、単身パックを含めて、引越し業者の値段には「定価」が無いからです。
つまり、他と比較せずに単身パックで依頼をしたらオプションが必要になったり、荷物が超過してしまったりして、結局引越代金がものすごく高額になってしまうこともあります。
逆に、選択肢として全く考えていなかった引越し専門業者が驚くほど安い見積もりになる事もあります。
引越し費用は、金額は時期やタイミング、引越し業者の都合によって大きく変化します。
なぜなら引越し業者さんのビジネスはとてもシンプルで、
- 忙しいと値段が高くなる
- ヒマだと値段が安くなる
というしくみです。
なので、3,4月の繁忙期や土日祝日であっても、お客さんの予約が入っていなければ驚くような費用で引越しができてしまうことがあります。
また逆に、通常期でも「たまたま」お客さんが重なっていれば、費用が高くなります。
つまり、引越し費用を狙って安くすることがとても難しいともいえます。
たとえば、引越し業者さんが忙しい時期であっても、他の人の荷物を積んだら「たまたま」あなたの引越し荷物を積み込むスペースがあったとします。
引越し業者さんにしてみれば、他の人の引越しと一緒に荷物を運べてしまうので、安い金額でも積んでしまう方が「得」なワケです。
こういった、タイミングによる値引き、お得な引越しというのは、引越し業者と直接話してみないと分かりません。
ですので、一人暮らしの引越であっても面倒くさがらずにいくつかの業者に問い合わせてみることをオススメします。

